第三十二問[   ] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

つれないほど青くて あざといくらいに赤い 第三十二問 感想&考察 感想&考察

死角の何か

左目を怪我したアラタは、病院通いが続いているようだ。

そこで、奇妙な体験をする。
誰かにぶつかったようだが、周りにそんな相手はいないと看護師に言われたのだ。

それは帰ってからも続く。
自宅の中で人にぶつかるのだ。

誰ともぶつかるはずのない狭い家の中に「何か」を連れてきてしまったことであせるアラタ。

一瞬ちらつく髪の毛がおぞましい。

ここまでの流れでアラタの家庭環境が推し量れる。
家の中で「すみません」と他人行儀なのは、やはり家族との心理的距離感が遠いのだろう。
義理の母親なのだと思われる。

速水先輩

「何か」から逃げるように外で時間をつぶすアラタにミハヤが声をかけてきた。

ミハヤのセリフから、死角にいる「何か」の存在に気づいていたようだ。

このとき、一瞬死角側になにかをしかけたミハヤの表情のおぞましさに、背筋が凍るようだ。

そのあとにキスである。

感情の振り幅をおかしくする演出に、たまらない気持ちにさせられた。
ミハヤの顔のアップはとても美しく、魅了的である。

そして、意味深なセリフである。

「何か」はずっと前から背後にいたこと
移動できる「領域」を彼女が増やしたことが原因であること

おそらく、彼女の候補はナツメだと考えている。わざわざ怪異に首を突っ込んでいるのは彼女くらいなので、ナツメがなにかしたせいで、背後の「何か」がアラタに近づくチャンスを与えてしまったのだろう。
このあたりの謎解き編をいずれ出してほしい。

3巻の発売日

やっと3巻の発売日が公表された。
5月19日だ。

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もうAmazonで予約できるので、早速予約。
もちろん電子と紙の両方。

次回、二〇二三年五月十二日予定。

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