八月九日 僕は君に喰われる。 第33刻 感想&考察

感想&考察

2024年4月30日、突如更新された第33刻。
第32刻では、柱場ハルヲが櫻井青からミヤコとの出会いを聴取する一方で、月下の怪異が描かれた。
その続きである。

ミヤコの正体

柱場率いる班の面々が集められ、ミヤコの情報を共有をしたが、認識を合わせられたのは、ミヤコは山か道にまつわる怪異である。ということだけであった。

これには強い疑問を抱く。

送り狼と散々物語の中で言っていたではないか??

正体はわかりきっているはずであるが、なぜ正体を探ろうとしているのだろうか?

送り狼が認知されていない世界線、もしくはミヤコという怪異の正体を探ろうとしているのだろう。

前者はメタ的にもありえないだろう。こんなにも様々な怪異を登場させておいて、送り狼だけいませんはストーリーとして、違和感がある。

むしろ、後者のミヤコの正体を探ることが本命だ。

ミヤコは、送り狼としての怪異の在り方をそれほど示していない。人格としてのミヤコが、なぜ送り狼になったのか、そして、青に執着する怪異たちから人を守る方法を探しているのだろう。

だからこそ、ハルヲやハスミたちを組織は派遣したに違いない。

それでも諦めないハルヲさんは素敵です

出典:八月九日僕は君に喰われる。第33刻 著者:tomomi

話が変わるが、ハスミはハルヲにベタ惚れだ。朱に染まる顔、じっとりとした目線の色気が素晴らしい。

2人のミヤコ

ミヤコの対策を考える間もなく、青が連れ去られてしまった。
柱場とハスミは追いつくも、青を奪い返されないために反撃を出るミヤコあったが、そのとき第1刻から登場していたミヤコが、とびかかってきた。

相対する2人のミヤコであるが、はたしてどちらが本物なのであろうか?

「送り狼」の成れの果てよ

出典:八月九日僕は君に喰われる。第33刻 著者:tomomi

そして、送り狼の成れの果てという言い方が気になる。

送り狼ではなく、送り狼の成れの果てである。

つまり、送り狼とは異なるナニカなのだ。

だからこそ、正体を探ろうとしているのだろう。

おわりに

二人のミヤコが登場し、三つ巴のバトルが予感される中、ミヤコの正体は何なのか?という問が生まれた第33刻。

次回、更新未定。

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