姦姦蛇螺となったハスミは、鮫島に勝利をするも、命を奪うことはしなかった。
そのことを牛女に詰め寄られた結果、命を奪わない代わりにミヤコの情報を明かすこと要求されー
第32刻では、ミヤコの正体が明かされるのか
出会い
ミヤコとの出会いは、特級怪異「八月九日」に覆われた町が初めてではなく、それよりも以前であるようである。
きっかけは櫻井青が怪異にストーカーを受けていたことだ。
今と変わらず、怪異が近寄ってくる体質であったことが伺える。
ある日、青は別の怪異女に追い詰めれられていたのだが、突如ミヤコが現れ、その怪異を倒し、おそらく青を犯したのだろう。
その調査を任されたのが、ハルヲとハスミだった。
ここまでの中で疑問が3つ。
まず、いつまでもミヤコと呼んでおり、送り狼という言葉が出てこないことである。
2つ目は、ハルヲとハスミが口にしていた、盗まれた怪異とは。
最後に、なぜミヤコは、青から離れたのか、だ。
なぜ送り狼という言葉が出てこないのか?
今回のストーリーで、最大の疑問はこれである。
ミヤコが送り狼であることは「八月九日 僕は君に喰われる。」の基本設定であるはずなのだが、この過去話では誰も正体をわかっていないのだ。
もちろん回想の段階では、まだ正体が分かっていないからというのもあるだろう。
しかし、現時点でミヤコの正体を問う理由が分からない。
まるで送り狼ではないと言いたげである。
盗まれた怪異とは?
pixivには、怪異を管理する男性のショートマンガが掲載されているので、きっとこの話とつながるのだろう。
ハルヲやハスミは、この怪異を管理する組織とつながりがあるので、怪異の力を憑依させることができるのだ。
しかし、盗まれたというくらいなので、誰か主犯がいるはずである。
ひょっとすると使人なのかもしれない。
ミヤコが青から離れたのはなぜか?
青を犯したミヤコは、なぜか青から離れていったようだ。
しかし、高い戦闘力を誇るミヤコが青からわざわざ離れる理由などないはずである。
しかも、街中で襲われたのではなく、人気のない森林での行為であったのだから、そのまま青とずっといればよかったのに、離れた理由がわからない。
考えられるのは、ミヤコのあり方は見敵必殺なので次の敵を見つけたのか、隙をついて青が逃げ出したかである。
とはいえ、逃げ出した青をミヤコがすぐに追ってこないのも不気味であるが、力をふるうことに魅了されているような節もある。
八月九日 僕は君に喰われる。第32刻 著者:tomomi
また追いかけてくるようなので、ストーリーが進むにつれて、ミヤコの正体に徐々に近づいていくのだろう。
おわりに
tomomi氏のXで通知されなかったので、見落としていた方も多いだろう。
不定期更新の怖ろしいところである。
月イチ更新ペースであるので、この調子で続けてほしい。
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