第29刻前半にて、ヤマノケに憑かれた加藤を取り逃がしてしまった志藤ハスミ。
後半を見ていこう。
怪異を纏まとう
ヤマノケを取り逃がした直後、牛女から忠告により静止したハスミ。
一旦、柱場に報告をし始める。
この時の会話で、ハスミが使える怪異が2つ明らかになった。
1つ目はたびたび登場していた「赤い半纏」
2つ目は「姦姦蛇螺」である。
姦姦蛇螺は有名なネット怪談である。
雑な表現であるが、上半身は人間の女性、下半身は蛇の化物である。
それでも「姦姦蛇螺」だけは使うな
出典:八月九日 僕は君に喰われる。第29刻後半 著者:tomomi
「これだけは使うな」と柱場は静止するのである。
あくまで理性的に静止する柱場に対し、しぶしぶ納得するハスミの間がいい味を出している場面である。
さて、姦姦蛇螺であるが、人を殺害するという点において、納得の怖さのある怪談であるのは確かだろう。
しかし、敵陣営への有効打を失った状況においても「使うな」というのは、よほどの反動がある怪談として描いているに違いない。
仕方なくその場の返事で使用しないことに納得した様子のハスミであるため、また加藤=ヤマノケに出会ったら、使う可能性もあるだろう。
姦姦蛇螺の話(ネット怪談) 姦姦蛇螺(かんかんだら) - 怖い話まとめ怪談百選怖い話「姦姦蛇螺(かんかんだら)」の続きを読む。怪談のまとめをお探しの方ようこそ。短編から長編、実話を元にした体験談、洒落にならない怖い話、意味がわかると怖い話など、恐怖の怪談話はこちらです。
鮫島、再登場
そして、加藤=ヤマノケを追っていった先には、鮫島がいた。
半地下の小劇場の座席に座る観客は4人。
いずれも紙袋のようなものを頭にかぶせられ、ハンマーで顔を殴打され、なぶり殺しにされたようである。
実態のない鮫島事件に対して、この描き方は疑問のある描写である。
何かしら実際に合った様々な事件からインスピレーションを得て、描いたのかもしれない。
おわりに
前半、後半ということで、第29刻が完了した。
ハスミが使う怪異が判明し、どのように描かれるのか期待値のあがった今回であった。
メインヒロインの一人である鮫島も登場し、なんやかやで、すぐに姦姦蛇螺を使うことになることを期待したい。
コメント