八月九日 僕は君に喰われる。 第30刻 感想&考察

感想&考察

約5ヶ月ぶりに、八月九日 僕は君に喰われる。が更新された。
29刻以前のストーリーがうろ覚えの人も多いだろうが、振り返りながら見ていこう。

回想

23刻(4巻収録)で、櫻井青と八重がアパートの一室で過ごしているところに、鮫島が行っていたことが語られた。
逢瀬を覗き見た鮫島は、八重に襲いかかり、24刻冒頭の八重がいなくなった部屋につながるのである。
アパートの外観が傷んでいたのは八重と鮫島の戦いがあったからなのだろう。

この戦いに決着はつかなかったようだ。
「雑魚の横槍」で、八重も鮫島もその場を去ることにしたのだろうが、雑魚のせいでこの2人が青のそばから離れることが想像できない。
もし2人とも去ってしまい、雑魚が残っていたら、青が死んでしまうので、モブの雑魚がいたわけではなく、わざわざ『雑魚』と呼びたい腹立たしい存在がいたのであろう。
考えられるのは、
 ①ミヤコの介入
 ②組織の介入
の2つである。

依然として、八重は行方不明のままである。

姦姦蛇螺

29話後編で柱場に「使うな」と言われた姦姦蛇螺かんかんだらがすぐに使用された。
棒を触れたら襲われるという筋書きにならって、鮫島がハスミに触れたために発動したのだろう。

姦姦蛇螺の話(ネット怪談)

姦姦蛇螺(かんかんだら) - 怖い話まとめ怪談百選
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姦姦蛇螺はすさまじい化物として描かれているが、遭遇時の対処法は示されていない。
鮫島事件同様に、どうしようもないものとして描かれているので、この対決は見物であろう。
Xで活躍をほのめかされていたので、31刻でどのような展開になるか楽しみである。

おわりに

ひさびさに掲載された30刻。
特級怪異「八月九日」と他の怪異たち、櫻井青、使人、調査員との関係は、このさきどうなって、どのような結論を迎えるのか、しばらくぶりのため展開が全く読めない。

定期的な更新を期待しよう。

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