第六十七問[no title] つれないほど青くてあざといくらいに赤い 感想&考察

つれないほど青くてあざといくらいに赤い 感想&考察

七不思議も、町の逸話も結論にたどり着き、アラタとミハヤは再開の約束をして、大団円を迎えた第六十六問。

まさかのデート回が始まる。

賭けを破ったお詫びとして、アラタはミハヤとのデートを叶えた。

「今日は私を好きにして構わない」というミハヤだったが、「君の着せたい服装を着るから、服を選んでくれ。」というお題付きであった。

本当に「好きにする」と言うのなら
まずはまとうものからだろう?

このあと、ミハヤのファッションショーが始まることを期待したが、残念ながらそんなことはなかった。

なんなら、ボードゲームをしていたときの方が、色々な姿を見れて楽しかったくらいだ。

とはいえ、私服姿のミハヤはとても新鮮だ。
ショート丈のトップスでデコルテとおへそを出して色気を醸しつつ、ゆとりのあるパンツでカッコよさを出して、中性的なバランス間を保とうとしているようである。

アラタのことなので、自分が見たい服ではなく、ミハヤに一番似合う服(どんな服でも似合うと思うが……)を選んだに違いない。

どう見える?

服を買ったあとは、カフェに行って、映画に行ってと、普通にデートを楽しんでいた。
そのデートの隙間、ショーウインドウに立ち止まり、二人の姿を眺めると……

この二人は本当に互いの事が好きなんだろうね

出典:つれないほど青くてあざといくらいに赤い 第六十七問 著者:tomomi

もう賭けなんてやめて、付き合っちまえと言いたい。

両想いであることは明らかなのだから、もっと楽な付き合い方ができるのに、まどろっこしいやり取りをしているからこそ保たれている関係なので、なんて面倒くさいのだろう。

ミハヤの蕩ける表情も素敵だが、アラタの緊張と浮かれた気分の入り混じった表情も絶妙だ。
恋人つなぎがよほど嬉しかったのだろう。

おわりに

今回は、とくにいう事はない。
考察の余地なく、ただただ二人の幸福の時間を見ていただけだった。

まさしく幕間の物語である。

もう少しデート回が見たいが、今回はここで終わりらしい。

次回、二〇二四年十一月二十九日更新予定。

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