八月九日 僕は君に喰われる。 第37刻 感想&考察

八月九日僕は君に喰われる 感想&考察

八月九日 僕は君に喰われる。が約3か月ぶりに更新された。

第36刻のおさらい

送り狼やリアルを筆頭として怪異の軍団を打倒するために、柱場ハルヲ率いる第二班のメンバーが揃って、作戦会議をしていた。

一方、八重は単身で打倒するために廃墟となった集合住宅の中庭で、アガリビトを蹴散らしていたがキリがない。
窮地ではないが終わりの見ない状況に、猫の怪異とともに中園ナツメが現れたところで終わったのが、前回までである。

四つ足同盟

ナツメは、猫の怪異たちとともにアガリビトを蹴散らしてゆく。

この逸話の典拠はアタシ自身の体験談を化け猫と猫又の逸話に当てはめたものだ
そういうわけだからさ

出典:八月九日 僕は君に喰われる。第37刻 著者:tomomi

だが、一緒に戦う怪異たちのことを「四つ足同盟」と呼ぶがそのような怪異や都市伝説はない。

一方、化け猫や猫又は有名な猫の妖怪であり、これらに関する話は、探せば山の様に出てくる。

ウィキペディア:化け猫

ウィキペディア:猫又

ナツメの体験談を核として、猫の要素を強くするために、化け猫や猫又の要素を盛り込んでいったのだろう。

ナツメ自身も一緒になって躍動し、四肢を駆使して、アガリビトを蹴散らしていくのだった。

リアル

ついにリアルが姿を現した。今までで一番煽情的な格好をした美女である。

この糸でいつか……
ウチと青は永遠に結ばれるんだ

出典:八月九日 僕は君に喰われる。第37刻 著者:tomomi

縄を持つ手にしっかりとゴム手袋をしており、本当に人を殺していそうなリアルさを醸し出している。

この美女の姿をもうしばらく楽しめるかと思ったが、すぐに怪異本体の姿になってしまった。

八重が八尺様の姿になって殺し来るのだから、やむを得ないのだろう。

おわりに

ラスト3ページでは、集合住宅での戦いの裏でミヤコと送り狼がアパートの廊下で鉢合わせていた。

送り狼の典拠であるミヤコは、すでに精神が破綻し始めているのか、一切の余裕なく殺すことしか考えていないように見える。

この二人が戦う様子もいずれ見られるのだろう。

次回、更新未定。

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