久しぶりの答回だ。
第三答が第二十三問と第二十四問の間だったため、五十問ほど空けての久々の答回である。
二年間描かれなかったということもあり、とても嬉しい。
ハルヲ登場
十年後の柱場ハルヲが登場した。
八月九日僕は君に喰われる。では、かなりくたびれた雰囲気を漂わせているが、このときはまだ表情に明るさがあるようだ。
ナツメとは職場でも先輩後輩としての関係が変わらないから、高校の頃の腐れ縁がずっと続いているのだろう。
仲が良いところはたびたび感じていたので、二人の気安い関係性が心を温かくしてくれる。
さて、そのハルヲだがハスミに口説き落とした。
寂しい思いをしてきただろう
大変だったね出典:つれないほど青くてあざといくらいに赤い 第四答 著者:tomomi
中園ナツメと出会えたことで、自分と同じように怪異が見える仲間がいたことに安心した。
そして、ナツメの仲間であるハルヲも同じ仲間であり、さらにその気持ちに汲み取ってくれたことが嬉しかったのだろう。
この一言が、ハスミがハルヲを慕うキッカケだったのだ。
八月九日僕は君に喰われる。でハスミの想いは明らかだったが、その経緯が気になっていた。
こちらで描かれるとは思わなかったので、嬉しい誤算である。
アラタ、離脱!?
今回の話で、一番驚いたのがアラタが消えたことだ。
このままいくと、アラタはそろそろ消えるらしい。
まったくもって予想だにしていなかった。
ハルヲの語る内容を整理すると
- 十年前に二人の生徒が消えた。
- 消えたうちの一人は友人
- 「とある問題」のために町内組織と対立し、その勢力に命を奪われたらしい。
- 加害者は退学になった。
- その友人の死は不運な事故として処理された。
ということだが、セリフ描写の後ろのコマから推測すると、アラタは矢印トキに殺されるようだ。
だが、トキは退学になったので、消えたのはアラタとミハヤなのだろう。
そして、この消えてしまう直前をアラタ視点で描いたのが、おそらく第一答である。
第一答は「未来との更新方法」の七不思議を描いた話であり、鏡の向こう側の未来のアラタも腕を吊っていたので、今の状況に告示する。
しかし、未来とは一年後の自分との更新方法なので、この夏で消えてしまうのは矛盾が生じる。
さらに思い出の回想に、腹を刺されるシーンがあったのにそれもまだ登場していない。
トキが刺した可能性は高いが、それならば思い出になる前に死んでしまうので、これも矛盾である
第一答と第四答の時間軸に矛盾が見つかるが、三年近く前の話との矛盾なので、しょうがない部分もあるだろう。
話は変わるが、この内容を学校から聞いたときに為水ショウコを、驚きと後悔にたたえた表情をしているのが、印象的だった。
友人の死は「行いが招いた不運な事故」として片づけられた
出典:つれないほど青くてあざといくらいに赤い 第四答 著者:tomomi
ナツメやハルヲがアラタの死に怒りを覚えるのはわかるが、ショウコは繋がりこそあれ、どちらかと言えば敵対している側である。
本当に死ねばいいとまでは思っていなかっただろうが、かといってこのような茫然自失の表情を浮かべるのは意外だ。
とはいえ、一つ屋根の下で一晩過ごした仲であり、良くも悪くも本音で付き合える関係であったし、派閥の過激派の壁となる役割を担っていた側面もあるので、ショックだったのだろう。
ミハヤが出てくる?
ハルヲとナツメが来た理由は、アラタが消えた十年前の真相を探るためのようだ。
三人で力を結束して探ろうとしたとき、ハスミはミハヤの気配を感じ取った。
出典:つれないほど青くてあざといくらいに赤い 第四答 著者:tomomi
十年後の世界ではミハヤは存在していないと思ったが、どうやらまだ近くにいるらしい。
ミハヤとしても、アラタとの時間はかけがえのないものなので、卒業までまだまだ時間があるのに、夏にアラタが消えて、これで終わってしまうというのは、未練があると思われる。
この先、答の方でミハヤが姿を見せて、真相に徐々に近づいていくことを想像すると、非常に楽しみである。
おわりに
久々の答回と予想していなかった結末が用意され、驚くばかりだった。
この真相を第七十五問以降も描いていくのだろう。
次回、二〇二五年三月二十八日更新予定。
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