感想&考察

第三十三問[火か煙か] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

三週間ぶりの本編エピソードだ。アラタとミハヤの交流回は前回までで一区切りがついて、新しい物語がスタートした。 おばけ? 新しい不思議譚の登場である。『裏山の廃校にはお供え物が毎週備えられており、お化けが出る』という噂話が小学生の間で広く流布...
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第三十二問[   ] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

死角の何か 左目を怪我したアラタは、病院通いが続いているようだ。 そこで、奇妙な体験をする。誰かにぶつかったようだが、周りにそんな相手はいないと看護師に言われたのだ。 それは帰ってからも続く。自宅の中で人にぶつかるのだ。 誰ともぶつかるはず...
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八月九日 僕は君に喰われる。 第28刻 感想&考察

ミヤコ復活 27刻のしおらしいミヤコは鳴りを潜め、元の積極的なミヤコが帰ってきた。セリフのみであったが、青とのやり取りがとにかく可愛らしく、我々読み手の心をわしづかみにしてくれたことだろう。柱場たちが帰るのも納得の甘々な空気だったに違いない...
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第三十一問[   ] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

刺す ペンを手にしたアラタは、自らの目を突き刺した。アラタがミハヤを傷つけるわけがないと信じていたし、予想していたが、とはいえ嬉しい展開だ。いつかミハヤを襲う怪物に成り果てる前に、そうなる恐怖に圧し潰されるよりも早く、自分自身を傷つけて、好...
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第三十問[正か誤か] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

踏みとどまるアラタ 第二十九問から続き、獣(けだもの)になれとせまるミハヤ。アラタとミハヤの賭けは、アラタが獣になってしまえば、ミハヤの勝ちなので、ひたすらに言葉で追い立ててくるが、アラタがギリギリで踏みとどまった。 しかし、これまでのアラ...
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八月九日 僕は君に喰われる。 第27刻 感想&考察

ボイスレコーダー ボイスレコーダーから流れるメッセージは「櫻井青を殺せ」というものだった。「ずっと続く幸福ほど・・・」というセリフが続いていた。 八月九日を繰り返せば、いつまでも大切な人と過ごすことができる。しかし、それをやめて八月九日を青...
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第二十九問[巣か袋か] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

第二十九問では、ミハヤの表情が特にピックアップされていたので、特に注目したい。 引きこもるアラタ 第二十八問、怪物の夢を見ていたアラタ。様子から、疲れが見えていたものの特に問題なさそうに見えたが、ケダモノになってしまう自分を怖れ、引きこもっ...
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八月九日 僕は君に喰われる。 26刻 感想&考察

青の人格が消える 櫻井青のこれまでの人格が消え、新しい人物の人格になった。 正体は、青が殺した「シン」である。 その「シン」が蘇ったのは、「お宿り」が成功したためらしい。 「お宿り」は、心臓を喰らうことで元の持ち主の人格や記憶を転移させる儀...
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第二十八問[献身かエゴか] つれないほど青くて あざといくらいに赤い 感想&考察

柱場と語る ハルヲがアラタに兄の日記の内容を語り、その内容はアラタの夢の内容と酷似していた。兄の死という結末を、アラタにも投影し、ミハヤと別れるように説得しますが、失敗に終わる。 ここで一番気になるのが、ハルヲの「でももう他人じゃない」とい...